平成20年度 「インターネットTV授業研究」
実施要項
 



1 趣  旨

  インターネットTV授業推進事業に伴い整備された設備を活用して,子どもたちが総合教育センターなどの指導主事等とリアルタイムに対話しながら学習を進めたり,学校間で交流したりするなどして,子どもたちの学習意欲や知的好奇心・探究心を引き出すとともに,個に応じた多様な学習活動を展開し,「分かる授業」「楽しい授業」の実現に資する。
  また,TV会議システムの活用により,教員間や教員と指導主事間でリアルタイムに情報交換等することを通して教員の指導力を高め,よりよい授業の実現とセンターの事業(研修講座や支援事業など)の充実を図る。


2 研究の実施期間

 平成18年4月1日から平成21年3月31日の3年間とする。


3 研究の概要

(1) 研究実践の内容について
  総合教育センターを中心として公立小・中学校8校を高速回線で接続するネットワークにお いて,テレビ会議システムによる総合教育センターの人材や教育資源の活用及び遠隔授業 の実施とこれを用いた指導方法に係る研究を行う。
 @  より「分かる授業」「楽しい授業」の実現に係る研究
 A  学校の枠を越えたリアルタイムな教員間の連携による質の高い授業の実現に係る研究
 B  リアルタイムな学校間交流による特色ある教育活動の実現に係る研究
 C  保護者や地域の人々がITを学び,活用する場の実現に係る研究

 D  教材または指導方法改善としての利用や教育用コンテンツの作成にかかわる研究

(2)インターネットTV授業共同研究校について
 @  共同研究における研究協力校の指定について
  次の8校を研究協力校として県教育委員会が指定する。
       ・鹿角市立十和田小学校     ・由利本荘市立鶴舞小学校
       ・大仙市立東大曲小学校     ・横手市立栄小学校      
       ・美郷町立六郷東根小学校    ・能代市立東雲中学校 
       ・男鹿市立男鹿南中学校     ・湯沢市立湯沢南中学校
 A  研究の実施に伴い整備される設備等
    ・ テレビ会議システム一式を整備する。
   ・ 教室,特別教室等で使用できるようにするための屋内配線を整備する。
   ・ 整備に係る経費を県が助成する。
 B  その他
   ・ 回線使用料は市町村が負担する。

(3) 総合教育センターについて
 @ 総合教育センター内にインターネットTV授業研究室の設置
    構成は指導主事2名,研修員2名とする。
 A 研究の実施に伴い整備される設備等
   ・ 総合教育センター内に,本事業に係る執務室及びスタジオを設置する。 
   ・ テレビ会議システム一式(2台)を整備する。
   ・ 各教科研修室及び実習室等で使用できるようにするための屋内配線を整備する。
 B インターネットTV授業研究室の業務内容
  ア 共同研究校への指導及び支援
   ・ 総合教育センターと学校との連絡調整及び指導・支援をする。
   ・ 学校間の遠隔授業の連絡調整及び指導・支援をする。
   ・ 学校間の交流学習,共同学習の指導・支援をする。
   ・ 研究会議を実施する。
  イ 県内すべての小・中学校への支援
   ・ 各研修部と連携して指導方法の改善に資するビデオ番組を制作し提供する。
   ・ 「教材」としての教育用コンテンツを整備する。


4 研究会議について    

(1) 研究を進める上で必要な事項について協議し,研究を円滑に推進するため,県教育委員会・総合教育センターの教職員,共同研究校の教職員,情報通信技術者等で構成する「インターネットTV授業研究会議」を設置する。
(2) 研究会議の設置要綱は別に定める。
(3) 事務局は総合教育センターインターネットTV授業研究室におくものとする。 


5 スケジュール  

平成18年5月17日  第1回研究会議(研究の趣旨説明,交流計画にかかわる協議など
平成18年12月7日  第2回研究会議(研究の成果と課題,次年度の計画など)
平成19年5月11日  第1回研究会議(年間の研究計画等にかかわる協議など)
平成19年12月7日  第2回研究会議(研究の成果と課題,次年度の計画など)
平成20年 5月9日  第1回研究会議(年間の研究計画等にかかわる協議など)
平成20年12月5日  第2回研究会議(研究全体の成果と課題,次年度以降への提言など)
    * ただし,期日については,機器等の整備状況等との関係で変更の可能性がある。

  

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